エキストラバージンオリーブオイルの果実らしい香りは、時間とともに変化します。その変化の速さに関わるのが酸化安定性です。品種だけでなく、製造後の扱い方や保存環境も影響します。
油は空気中の酸素などの影響を受け、次第に風味が変わります。酸化が進むと、もともとのフルーティーな香りが弱まり、好ましくないにおいが出ることがあります。
安定性には、脂肪酸の組成、フェノール類やトコフェロールなどの成分が関係します。同じ品種でも、収穫時期や製造・保存条件によって違いが生じます。特定の品種なら必ず2年間変わらない、と保証できるものではありません。
適切なタンクで保管し、光や熱、空気との接触を抑えることは、品質を保つうえで大切です。元の記事では、9 Oliveresがステンレスタンクや不活性ガスを用いた保存について紹介していました。こうした方法は酸化を抑えるためのもので、変化を完全に止めるという意味ではありません。
賞味期限は品質の目安です。「オリーブオイルは永久に劣化しない」と考えず、においや状態に異変があるものは使わないようにしてください。酸度などの分析値を知りたい場合は、対象ロットの情報を確認する必要があります。
有機農業は、土壌をいたわり、自然資源を責任を持って利用し、生物多様性を支えることを目指す栽培方法です。オリーブ畑でこうした目標を実現するには、植生、水、土地の管理について日々の判断が大切になります。