アリカンテのオリーブ品種を知るうえで、チャングロ・レアルも興味深い存在です。ブランケタと同じ地域で見られる一方、実やオイルには異なる個性があります。

成熟に伴って実の色が暗くなり、主に搾油用として紹介される品種です。実の大きさや油の得られる割合は、畑や収穫時期によって変わります。
枝から実が離れにくい場合は、木を傷めないように収穫方法を選ぶ必要があります。手作業や補助機械など、木と畑に合う方法を組み合わせます。
果実らしい香りの中に、トマトやリンゴを思わせる印象が語られることがあります。苦味や辛味も風味の一部です。料理に使う場合は、実際に味を確かめながら量を調整してください。
エキストラバージンかどうかは、製造後の化学的・官能的基準で判断されます。品種だけで区分や分析値が決まるものではありません。また、一つの品種に特定の病気を防ぐ効果があるとは保証できません。
9 Oliveresは、チャングロ・レアルを含む地域の品種を植え、農地を再生する活動を紹介してきました。昔からの品種を知り、その味を楽しんでいただくことも、畑と食文化をつなぐ取り組みの一つです。
有機農業は、土壌をいたわり、自然資源を責任を持って利用し、生物多様性を支えることを目指す栽培方法です。オリーブ畑でこうした目標を実現するには、植生、水、土地の管理について日々の判断が大切になります。