アセブチェは、スペイン語で野生のオリーブを指す呼び名です。小さな実はアセブチナと呼ばれ、地中海の自然の植生の中でも見られます。

常緑の葉をつけ、細かく枝分かれした低木状の姿になることがあります。条件によっては大きな木にもなるため、高さだけで見分けることはできません。実は栽培品種より小さめで、熟すにつれて色が変わります。
野生のオリーブは、植物学上Olea europaeaの野生型として扱われます。栽培オリーブも同じ仲間ですが、人が実の大きさや搾油に適した性質などを選んできた歴史があります。

日当たりと排水を考えて場所を選びます。植え付け時期は土地の気候によって異なりますが、厳しい霜や極端な暑さを避け、根が落ち着くまで管理しやすい時期が適しています。春や秋を選ぶ場合も、地域の条件を確認してください。
必要な水の量は、木の大きさ、土壌、雨、気温、鉢植えか地植えかによって変わります。毎週一定のリットル数をすべての木に与える方法は適切ではありません。土の状態を見ながら、過湿も極端な乾燥も避けます。
施肥は土壌や生育の状態に合わせて判断します。根元の草の管理も、根を傷めないように行ってください。
木が根づいた後、枯れた枝や交差する枝などを必要に応じて整理します。強い剪定を毎回行うのではなく、木の状態と目的に合わせます。病害虫が疑われる場合は、症状を確認し、地域の専門家の助言に従って対処します。
アセブチェは地域の植生やオリーブの多様性を知るうえでも大切です。栽培品種との違いを、葉や実、育つ場所から観察してみてください。
有機農業は、土壌をいたわり、自然資源を責任を持って利用し、生物多様性を支えることを目指す栽培方法です。オリーブ畑でこうした目標を実現するには、植生、水、土地の管理について日々の判断が大切になります。