オリーブの木1本から得られるオイルの量は、毎年同じではありません。まず「実が何kg採れるか」と「その実からどのくらい油が取り出せるか」を分けて考えるとわかりやすくなります。

木から採れる実の重量に、実際の搾油率を掛けると、得られる油の重量の目安になります。油のkgとリットルは同じ単位ではないため、容量に直す場合は密度も考慮します。
例えば、実が50kgあり、重量に対する搾油率が20%なら、油の重量は10kgです。これは計算方法を示す仮の例で、9 Oliveresの収穫実績や木1本当たりの保証値ではありません。
品種によって実の特徴は異なり、熟度や水分も油の得られる割合に影響します。早い時期に収穫する場合など、量と求める風味のバランスを考えることがあります。エキストラバージンなら必ず搾油率10%、と決まっているわけではありません。
雨、干ばつ、霜、高温、開花期の条件などが実のつき方に関わります。土壌、水の管理、病害虫への対応、剪定などの手入れも重要です。
若い木は成長とともに実をつけるようになりますが、その時期や量は条件で変わります。古木にも個体差があり、樹齢だけで何リットル採れると決めることはできません。多く採れることと、オイルの品質が高いことも同じではありません。
対象の木や畑について、その年の果実重量と搾油結果を記録して確認します。複数年の記録があれば、天候や管理による変化も見えやすくなります。数字の背景にある畑の仕事にも注目してみてください。
有機農業は、土壌をいたわり、自然資源を責任を持って利用し、生物多様性を支えることを目指す栽培方法です。オリーブ畑でこうした目標を実現するには、植生、水、土地の管理について日々の判断が大切になります。